某進学塾で早慶クラスで講師をしている私は、毎年12月半ば頃から、高校入試前の数週間、中学校を欠席して勉強するべきかっていう悩み相談をたくさん受けます。

塾の立場としては、積極的に学校欠席を勧めることはない。大問題になって、塾自体がマスコミから袋叩きにされるから。でも本音はという、「当然、休んでガチ勉だよ!」です。

だってそうでしょ? 内申はもう出ているし、学校の授業なんて簡単すぎて何の意味もないし、コロナやインフルの危険だってある。実際、これまで早慶附属高校や国立・開成に合格していった子は、ほとんどが入試前の数週間は休んでたよ。

これまで何年も前から死ぬ気で頑張ってきたんだから、保護者の方々だって多額のお金をかけてきたんだから、志望校合格という結果は何としてでも掴み取らなければダメです。

早慶附属高校以上の超難関校を目指せる子なんて、学校でもほんの数名。首都圏でも地域によっては数年に1名いるかどうかというレベルです。それほどまでに、特殊な存在なんです。なので、入試前に学校を休めるのは、そんなトップの子たちだけに与えられた特権だとでも思えばいい。

もちろん、私が見てきた数多くの生徒たちが中学校の先生から欠席を拒否されたことは、これまで一度たりともないです。安心して欠席し、そのぶん受験勉強に全力投球して。

中学校側に伝える欠席理由は、「入試前なのでインフルやコロナにかかるわけにはいかない。絶対に合格するために自宅で死ぬほど勉強するので欠席させてください」でおk。実際、本当のことだしね。

ところで、学校を休むことに対して周囲が黙っていないというケースがあります。「学校を休んで遊ぶ気だ」とか「受験のために学校を休むなんてけしからん」とか「自宅で勉強していたら息が詰まってかえって非効率だ」とかね。

こういった批判は、あなたのこれまでの頑張りを想像することすらできない人か、嫉妬深い一般人たちによるもの。大した頑張りもしていない人たちの低レベルな意見、相手にする必要なんて一切ない。

志望校に合格することと、学校に出席すること。どっちを優先するべきか、今さら考えるまでもないよね。

そんな子たちのために、多くの進学塾では、通常よりも早い時間から自習室を開放しています。この時期、あなたの居場所は中学校の教室ではなく、塾の自習室。自習室が開く時間に行き、その日の閉室時間までガチ勉してね!

いま通っている塾に自習室がない? そんな塾やめちゃえ…じゃなくて、うーん、その場合は自宅で頑張ろうね!!

前述のとおり早慶附属高校以上の難関校を目指す子のほとんどは、3学期に入ってから入試までの大半の日数、学校を欠席してガチ勉してる。やらなきゃ差がついてしまうからやるしかない!

受験のためにそこまでしなければならないかって? そうです、そこまでしても合格できるかどうかってのが早慶附属高校です。

早慶附属高校に絶対合格したいんでしょ?! まだ迷っている子は目を覚ましてね!