早慶附属高校受験勉強と部活の両立なんて無理

早慶附属高校は全国最難関の学校。

 

すごーく勉強しなければ合格が難しいってのは誰でもわかること。でも、どれぐらい勉強すればいいのかってわからないよね。「そんなの、人によって違う」って言う人がいるのは当然だしそのとおりなんだけど、最低ラインはあるよ。

 

この記事では、某進学塾で早慶附属高校受験クラスの講師をしている私・ナナが、早慶附属高校に合格するにはどのくらい勉強しなければならないのか、そして、部活と両立することは可能なのかを伝えます。

 

これまで多くの早慶附属高校合格者・不合格者をみてきたリアルなお話だよ。

早慶附属高校受験勉強の量と質

大前提として、早慶附属高校に合格するには、中学校をはるかに超えたレベルの学力が必要。

 

高校レベルは当たり前のように出題されるし、大学受験レベルも出てくる。例えば英検なら、高校卒業レベルである英検2級でスタートライン、ぐらいね。中学3年の冬までに、このレベル以上の学力を身につけなきゃならない。大変でしょ?

 

となると当然、先取り学習が必須になる。早稲田アカデミーとかSAPIXとかの進学塾に通っているのなら、その学習進度に従えばOKだよ。

 

そうではなく、公立高校受験がメインの塾や補習塾の場合は要注意だよ。早慶附属高校受験を見据えた大胆な先取りはしていないことがほとんどだから。というか、そういったところから早慶附属高校合格はほとんど無理だと思う。

 

ここまでが早慶附属高校受験の「質」ね。

 

この質の勉強をしていくには、相当な時間と労力が必要だってことは想像できるよね。過去に習った範囲を完璧にし、いま学校でやってる範囲も完璧にし、その先の範囲も完璧にするってことだから。

 

早稲田アカデミーやSAPIXといった進学塾だと、中1・中2でも週3日程度は塾がある。そこで漫然と授業を受けるだけじゃダメで、復習・宿題をしっかりやる。これだけでも大変。

 

そしてさらに、過去に学んだ内容も再度復習しなければならない。一度復習しただけで一生できるようになんてならないからね。なので、この過去の復習を繰り返しやっておかないと塾内テストや模擬試験で詰んでしまうわけ。

 

これをやり遂げるには、学校や塾の授業時間を除いて、平日は2~3時間、休日は5時間以上はガチ勉しないとついていけない。中1・中2でもね。ここまでできない子は、進学塾に通っていてもイマイチな成績しかとれないよ。

 

さらに、中3になると通塾回数は増えるし、テストも多くなるし、過去の復習範囲も膨大になる。さらには志望校対策なども始まる。起きている時間の大半を勉強に充てるぐらいの忙しさになる。

 

これが早慶附属高校受験の「量」だよ。

 

ちなみに、都立・県立高校の場合は、たとえ最上位校でもここまでやる必要はないケースがほとんど。これらの高校の入試問題は中学範囲内だけだから、早慶附属高校の入試問題のように大学入試レベルまで勉強しなくても大丈夫。

 

私が見てきた子たちのことを考えると、早慶附属高校受験生は都立・県立最上位校受験生の1.5倍以上勉強していると思う。もしかしたらもっとかも。それぐらい早慶附属高校の受験勉強は厳しいってことね。

早慶附属高校受験勉強と部活の両立

早慶附属高校の受験勉強が「量」「質」ともいかに大変なのかわかったと思う。じゃあ、こういった受験勉強と部活を両立できるのかっていう本題に入るね。

 

結論から言うと、受験勉強と部活の両立は極めて厳しいよ。拘束時間が長い部活や、体力をめっちゃ使う部活は特にきつい。

 

実際、私が教えている早慶附属高校受験クラスを見ると、拘束時間が長い吹奏楽部や、サッカー部等の体力消耗が激しい運動系部活の子は少ない。私が見てきた子でサッカー部をまじめにやりながら早慶附属高校に合格した子は1人しかいない。全国大会に出場したりするような強豪部活も厳しいよ。

 

早慶附属高校受験クラスに多いのは、科学部、文芸部、美術部といったおとなしめの文化系。運動部では卓球部。こういった部活が「楽」とまでは言わないけど、言いたいことわかりますよね。

 

つまりね、早慶附属高校を本気で目指そうとするならば、部活をするならそこそこにしたほうがいいってこと。塾側はそんなことは口が裂けても言わないだろうけど、講師たちはみんな思ってる。

 

講師は、生徒から「部活で遅刻します」「試合があるからテスト受けられません」なんてのを聞くと、本気で早慶に合格する気あるの?って、口には出さないけど心のなかでは思ってる

 

誰しも、使える時間は限られてる。その時間を何に振り分けるかで人生が変わる。で、早慶附属高校を目指すなら、可能な限り勉強に時間を振り分けなきゃ無理。それぐらいの覚悟が必要。

 

「勉強中心なんて無理」「部活も本気で頑張りたい」っていうのなら、早慶附属高校はやめたほうがいい、本当に。早稲田アカデミーの特訓クラス(Tクラス)、臨海セミナーのESCとかに常駐必須だからね。それが無理ならMARCH附属高校ぐらいまで落とすか、難関公立高校を目指すほうが幸せになれるよ。

 

ちなみに、本音で勉強と部活の両立を目指そうって宣伝している塾は存在する。でもそういったところは、公立高校向けの塾か補習塾だよ。早慶附属高校をガチで目指そうって塾ではありえない。

 

早慶附属高校の合格実績が多い進学塾は、表面的には「部活も頑張れ!!」みたいに言うけど、それは批判をおそれてのもの。塾側の本音は、「部活なんてやってないで勉強しろ!じゃないと早慶は無理だぞ!」ってのだよ。

まとめ

早慶附属高校を目指す場合、部活に本気で取り組むことは難しいということがわかったと思う。生活の殆どを勉強に充てる覚悟がないと早慶附属高校は無理。「部活はゆるーく、勉強は本気で」というスタンスが、早慶附属高校を目指す中学生にはおすすめだよ。

 

人生一度だけの大切な中学校生活。何に注力するかは人それぞれ。部活も頑張りたいっていうなら、さっきも書いたけど、難関公立高校を目指すのがいいよ。早慶以上の大学は、高校に入ってから目指せばいいんだから。

 

早慶附属高校を目指すということは、中学校時代の大切な多くを犠牲にして勉強するってこと。本当にそこまでして目指したいかどうか、よーく考えてみてね。